ツイッターに同盟遙か、という企画アカウントがあるので参加しようと思い、お題に合った話を思いついたのは良かったのですが、140文字以内の創作という規則を大幅に超えてしまったので参加するのを諦めて、ブログに上げるのことにしました。
即興で作った話ですが、目を通して頂けたら嬉しいです♪
遙か4・風早×幼少千尋
「空を見上げて」
「風早の顔は空に似ているのね」
大海原を思わせる快晴の空を、住まいの宮に整えられている庭先で見上げながら、傍らに立つ小さな主が呟いた。
意味を尋ねると、
「髪は晴れた日の青空、目は太陽の色だから。出かけた時も雨に降られたことないし、風早は自然に愛されているのね」
微笑みながら千尋は俺を見上げた。
「それならば同じ色を持っている千尋も一緒ですね」
そう言いながら笑って返すと、千尋は寂しそうに目を伏せる。
「私のものは風早とは違うわ」
「そんなことありませんよ。千尋は綺麗です。他の誰もが認めなくても、俺は貴女を美しいと思います。それに、いま龍の神様はお休みになられているのかもしれませんよ。だから千尋の存在に気づいていないのかもしれません」
元気がなくなってしまった千尋を慰めようと明るく話すと、少女は驚いた表情をして青目をぱっちりさせる。
「神様もお休みになられたりするの?」
「しますよ。巨大な力を持っていても、常に力を放出していては疲れてしまいます。いざという時のために休んでいてもおかしくはありません。−もしくは羽張彦のように奔放な神で、どこかにで羽を伸ばしているのかもしれませんね」
始めは真面目に、後半は軽く話すと千尋は不安そうに顔を歪ませた。
「神様をそんなふうに仰るなんて、天罰とかあったりしないかしら?」
「怖がらせてしまってすみません。でも悪いと思う反面、千尋に心配してもらえて嬉しいです」
口角を上げながら正直な気持ちを話すと、
「風早のことを心配するのは当たり前だわ。だって、もし風早がいなくなってしまったら寂しくて仕方がない。想像しただけでも怖ろしいもの」
千尋は大きな双眸を潤ませた。
風早は泣いてしまった少女を抱き上げて、薄く赤らんでいる柔らかい頬に流れ落ちた涙を拭う。
「怖がらせてしまって本当にすみません。でも、俺は千尋の傍を離れたりしませんから安心して下さい。それに、もし離れてしまうことがあっても、俺たちはいつも一緒ですよ」
そう言って、落ち着かせるために背中を優しく叩くと千尋は徐々に泣き止んで。今度は俺にしか聞こえないほど小さな声で意味を尋ねてきた。
「いなくなってしまうのに、どうして一緒なの?」
「さっき千尋が言ったでしょう?空は俺に似ていると。そして部分が違っても、私たちは同じ色を持っている。万が一袂を分かつ時が訪れたら、空や自分の顔を見て俺を感じて下さい。実体がなくても、心は千尋の傍らにあります。貴女のことを案じています。どうか、それを忘れないで下さい。それまでは全身全霊を懸けて千尋を守ります」
鼻を突き合わせるほど近くにある顔の頬に、誓いを込めて軽く口づけを落とすと、千尋は恥ずかしそうに面を赤らめて口を開いた。
「ありがとう、風早。仮にでも、別れを想像するなんて堪えられない。でも、風早を困らせたくないから、何があっても前に進めるように強くなる。だから、もしもの時が訪れるまでは傍にいてね」
「はい、仰せのとおりに。俺の姫」
真実を話すことは出来ないけれど、貴女を害する者は何者であろうと許しはしない。例え、それが神であろうとも…。
薄幸の小さな主の温もりを感じながら、風早は胸内で誓うのだった。
即興で作った話ですが、目を通して頂けたら嬉しいです♪
遙か4・風早×幼少千尋
「空を見上げて」
「風早の顔は空に似ているのね」
大海原を思わせる快晴の空を、住まいの宮に整えられている庭先で見上げながら、傍らに立つ小さな主が呟いた。
意味を尋ねると、
「髪は晴れた日の青空、目は太陽の色だから。出かけた時も雨に降られたことないし、風早は自然に愛されているのね」
微笑みながら千尋は俺を見上げた。
「それならば同じ色を持っている千尋も一緒ですね」
そう言いながら笑って返すと、千尋は寂しそうに目を伏せる。
「私のものは風早とは違うわ」
「そんなことありませんよ。千尋は綺麗です。他の誰もが認めなくても、俺は貴女を美しいと思います。それに、いま龍の神様はお休みになられているのかもしれませんよ。だから千尋の存在に気づいていないのかもしれません」
元気がなくなってしまった千尋を慰めようと明るく話すと、少女は驚いた表情をして青目をぱっちりさせる。
「神様もお休みになられたりするの?」
「しますよ。巨大な力を持っていても、常に力を放出していては疲れてしまいます。いざという時のために休んでいてもおかしくはありません。−もしくは羽張彦のように奔放な神で、どこかにで羽を伸ばしているのかもしれませんね」
始めは真面目に、後半は軽く話すと千尋は不安そうに顔を歪ませた。
「神様をそんなふうに仰るなんて、天罰とかあったりしないかしら?」
「怖がらせてしまってすみません。でも悪いと思う反面、千尋に心配してもらえて嬉しいです」
口角を上げながら正直な気持ちを話すと、
「風早のことを心配するのは当たり前だわ。だって、もし風早がいなくなってしまったら寂しくて仕方がない。想像しただけでも怖ろしいもの」
千尋は大きな双眸を潤ませた。
風早は泣いてしまった少女を抱き上げて、薄く赤らんでいる柔らかい頬に流れ落ちた涙を拭う。
「怖がらせてしまって本当にすみません。でも、俺は千尋の傍を離れたりしませんから安心して下さい。それに、もし離れてしまうことがあっても、俺たちはいつも一緒ですよ」
そう言って、落ち着かせるために背中を優しく叩くと千尋は徐々に泣き止んで。今度は俺にしか聞こえないほど小さな声で意味を尋ねてきた。
「いなくなってしまうのに、どうして一緒なの?」
「さっき千尋が言ったでしょう?空は俺に似ていると。そして部分が違っても、私たちは同じ色を持っている。万が一袂を分かつ時が訪れたら、空や自分の顔を見て俺を感じて下さい。実体がなくても、心は千尋の傍らにあります。貴女のことを案じています。どうか、それを忘れないで下さい。それまでは全身全霊を懸けて千尋を守ります」
鼻を突き合わせるほど近くにある顔の頬に、誓いを込めて軽く口づけを落とすと、千尋は恥ずかしそうに面を赤らめて口を開いた。
「ありがとう、風早。仮にでも、別れを想像するなんて堪えられない。でも、風早を困らせたくないから、何があっても前に進めるように強くなる。だから、もしもの時が訪れるまでは傍にいてね」
「はい、仰せのとおりに。俺の姫」
真実を話すことは出来ないけれど、貴女を害する者は何者であろうと許しはしない。例え、それが神であろうとも…。
薄幸の小さな主の温もりを感じながら、風早は胸内で誓うのだった。



